囲い込み

有名パソコンソフトで高価な製品といえば、Adobe社の製品が思いつく。
業務で使う分には経費で落ちるので懐には痛くないが、個人で使おうとすると結構な金額になる。学生の頃から安価な価格で体験を提供して将来へ繋げるビジネスモデルはソフトウェア一般に言えるが、Adobeの製品クラスになると価格差が酷いと感じる人も多いのではないだろうか。
最新のCS5.5のMaster Collectionとなると正式版と学割版で75%、約30万円程金額が違ってくる。Adobeさん、…と思ってしまうのは佐野だけではあるまい。

一方でMicrosoftも負けていない。
開発系ソフトのVisual Studio 2010などは学割で定価の1割でパッケージ版が買える。
多少入会の手続き等が面倒だが、DreamSparkを使えば、無料でVisual Studioが使える。定価で10万円以上するソフトが実質無料になるのだから、Microsoftも凄い。他にも無償提供されるソフトの一覧を眺めていると、Windows Server 2008R2など、定価で10万円を超える高額ソフトが何本かある。
ただ、DreamSparkで提供されるシリアルキーはパッケージ版とは違い、ライセンス認証に制限があるなど、デメリットもある。

とここまで書いて、両者ともBSAのメンバーだということに気がついた。


コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スパムフィルターにより、日本語が含まれていないコメントは無視されます。ご注意ください。