北陸本専6 始末

前回は台風2号による大荒れの天気、前々回はJRが雨で運休と、何かと天候に恵まれていない「北陸本専」。
数日前から天気予報をチェックして気を揉んでいたが、当日は見事なピーカン。中部広域で大雨が降られると、高速を含め、あらゆる交通が遮断されるので、当日の天気は気がかりだった。
もっとも、世間の関心事は翌日21日の金環日食中の天気だろうが…。

富山県側から山側環状を経由して、金沢市街地へ。
北陸新幹線は、現在着工しているのが長野駅~金沢駅~白山車両基地と福井駅。市街地を走ると、新幹線用高架が目につく。当たり前だが、去年比で北陸新幹線が延伸している風景を目の当たりにして、複雑な気持ちになる。なぜなら、開業時には直江津~金沢までの在来線が第三セクターに移管がほぼ確定しているからだ。今の所、約20%程度の運賃の値上げ、優等列車の全廃(普通列車のみ運転)など、ロクな噂話を聞かない。さらに、県ごとに第三セクターが異なる為、例えば富山駅から金沢駅までといった越県列車の扱いも不明。
利用者の減少、赤字の税金補填、将来的には第三セク化した路線廃止という悪の地方鉄道スパイラルが発生するのでは、と危惧している。車を前提とした社会設計の地方都市、高齢化による財政圧迫など新幹線と引き換えに失うものがあまりにも多い、と暗澹たる気持ちで会場入り。
車は前回と同じく、近江町市場駐車場に駐車。サークル入場から閉会まで利用しても、1000円弱という低価格な料金で決定。少々分かりにくい場所に駐車場の入口があるが、近辺には看板が出ているので迷わない筈。会場まで駐車場から距離がある(徒歩15分位)ので、大きな荷物がある人は対策や他人への配慮が必要かもしれない。

会場の第一印象が大きな窓と晴天で非常に明るい。また、会場がデパート隣接物件だったこともあり、一般人への対応などスタッフが相当気遣っているのが窺われ、頭が下がる思いだ。
主催者側からは、事前に机が狭い旨の連絡を頂いていたが、ウチは頒布数・掲示物が少なくいので問題無し。ディスプレイを頑張って同人誌で紹介した物(図書総目録・ジャーナル・論文集など)を参考資料として持ち込むとさらに近寄りがたいオーラを発してしまうので丁度良いサイズ。
左隣は欠席されていた。愛読書である「海と毒薬」の二次創作とパンフレットに書いてあり、期待していただけに残念。
右隣は、横浜新聞研究所さん。全国紙から地域紙まで全国の新聞の評論を行うサークルさん。評論畑のなかで、希少種を並べたらこのような机配置になったのではないかと想像。

今回は、宗教情報を探す方法や専門図書館について書いたコピー冊子を配布。
オフセット印刷に回した方が楽なのだが、年始に色々なサービスの改変があり、ページ書き換え多数で断念。事実、国会図書館の部分はほぼ全部書き直しです。本体より訂正のペーパーが分厚いというのも、ネタ的には面白いが、利用者は傍迷惑なので、コピー本に落ち着きました。あと、情報は常に最新を提供しなければならない、という変な信念もオフセット印刷を断念した原因です。
幸いか、全く捌けなかったということなく、予想以上に頒布できました。全く出来なかったら、ブログのネタにするつもりでしたが…。

手に取って頂いた方から、「宗教の情報の探しにくさ」について質問があるなど、今回の目的である「探し方を紹介する」は概ね達成できたのかな、と。宗教に関しては、大正時代の政府の宗教姿勢「推奨すれども、強制せず。」に倣い、適度な距離をこれからも保っていく予定。コミケでの某サークルのように宗教団体(特に新宗教・新新宗教)の問題行為を週刊誌風に取り上げれば、それなりに数が出るのは分かっているが、佐野のやるべきことではないし、雑誌や他サークル様がやっているので敢えて他人の飯櫃に手を突っ込む必要もなかろうと…。
次回は、落とした映画関係と国内外の宗教系放送(日本で視聴できる・できた物限定)について語ることを予定している。国内の宗教関係のテレビ・ラジオ放送は番組自体が壊滅的に少ないので、伝聞が多くなるだろう。ページ埋めネタとした、宗教系BCL(海外短波放送)の方が多くなるという事態が目に見えている。

今回の最大の反省事項は、やはり金沢にも関わらずゴーゴーカレー圓八あんころを食べ損ねたことであろう。(そこかよ)

関連リンク:
北陸本専6 正誤表

追加:
「北陸本専」公式WebサイトURLが第三者に取得されていたので、公式URLを削除。
削除前の旧URLは、http://book-only.sakura.ne.jp/
(2013/12/17)


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