最近、パワースポットとして、一部の神社において参拝者が増えているらしい。
実際、伊勢に居た時も神宮(内宮)の変化は肌で感じられたので、そう指摘されれば、そうだろう。
個人的に注目しているウィストリアさんがエントリーを書かれていたので、佐野も反応して言挙げしてみる。
このブーム、注目点はやはり「若者」が増えた点だろう。
宗教学一般の知識として、年齢が増えるに従い信仰が厚くなるといわれているので、そこは注目に値する。大自然から何かを得たいという気は理解できなくはない。問題は、その場所が宗教施設であり当の本人の行動が他人の信仰に容易く侵食できてしまう所にある。
神社が公共の場所かどうか―については論議する余地があるだろう。公共性については、所轄する宗教法人法で謳われているが、同じ土台にある教派神道は土台にはあがって来ない。新宗教が胡散臭いという指摘も、例えば天理教は100年以上の十分な歴史がある。何を若者に引き付けているのか―は大体の見当がつくが、残念ながら後ろ盾となる知識を十分に筆者は所有していない。
この辺り、大学で自主的に論文を読んでいない故、概論程度しか話が出来ないのが残念だ。これからの課題としたい。